「Wi-Fi使えますかあ?」俺をハイスペックなノマドワーカーにしてくれた最強のセリフ

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前回は「リア充@SNS」のウソ臭さに悪態ついた俺だけど、実は同じようなことを昔やってた。

 正直に告白するから許してほしい。

何年か前に「ノマド」ってのが流行ったのを覚えてるだろうか?

流行ったって言っても一瞬だったけどね、一瞬。

1年もしたら跡形もなく消えちゃったと思う。

その当時、俺もやらかしてたんだよね。

ノマドワーカー

アレって本来は、海外を旅しながらインターネット上でビジネスを展開するとかいう大仰なスケールが元になってたはずなんだけど、日本で流行ったのはただのショボイ外回りとかだったと思う。

マスコミで取り上げられてた典型が、スタバでマック(PC)広げてカタカタカタ、タ~ン!ってやつね。

なんでか分からんけど俺もそういうのに憧れてねえ、PC片手にマクドナルド(田舎だからスタバはない)に行って、「Wi-Fi使えますかあ?」って言ったもんさ。

俺の住んでるところは田舎だから、ちょっとぐらい街の方へ出てもWi-Fiが来てない店が多いんだ。

で、上の「Wi-Fi使えますかあ?」ってセリフを言って、「いえ、スミマセンが当店では・・・」て返事があると俺が言うわけ、

「ハ~イ、いいですよお~」って、ニッコリ笑ってね。

笑顔は片方の口角を少し上げるのがコツだよ。

これがたまらなくエクスタシーなんだ。

何かに勝利したような、不思議な感覚、不思議なピーチパイ。

俺って偉い人間なんじゃないか?

ハイスペックなビジネスマンなんじゃないか?

 そう思わせてくれる。

Wi-Fiの使える店ではもっと大きな快感が味わえた。

地方の田舎街なんて、真っ昼間からPCをカタカタ鳴らしてる奴なんていない。

みんな阿呆ズラでハンバーガー食ってるだけだ。

知識も教養も向上心も何もない田舎者たち。

その横でPCを開いて、何かの作業をする俺。

きっと、周りの席の奴らは俺のことを羨望のまなざしで見てたろうな。

「この人、光ってる」って。

「時代の最先端を走ってる」って。

 そういう視線、ビンビン感じたもん。

でもな、今だから言うけど、あれはエロサイトや求人サイトを見てただけなんだよ、ザマーミロ。

いつも壁を背にしてたのは、背後からPC画面を見られないための防御策だったんだ。

わかんなかったろ?田舎者が。

当時俺は無職だったが、PC片手に上記のセリフを言うことによって、ただの無職からフリーランスになれたんだよな。

夏の暑いさなかにネクタイしめてスーツ羽織ってるサラリーマンどもを見て思ったもんさ。

社畜の皆さん、ごくろーさん。死ぬまで時間の切り売りやってなさい」

「これからの時代は時間を売るんじゃなくて才能を売るんだよ。才能、さ、い、の、う。わかったか、田舎者!」

 そんなアクティブな毎日を送ってた俺だったが、数年経った今では時給750円のバイトとわずかなアフィ収入で生きながらえてる底辺労働者に成り下がってしまった。

マクドナルドでカタカタやってた、意識高いだけ系のトップノマドワーカーからボトムワーカーへ。

俺の人生、一体これからどこへ行くのだろう?

そのうち変な健康食品とか地球にやさしい洗剤とかを売ってそうで怖い。

ついてる、ついてる! 権利収入、権利収入!

毎日毎日、バイトやアフィ記事のための取材や週に一度のハロワ通い。

こんなフラフラした遊牧民のような生活から抜け出して、しっかり地に足をつけた人生を送りたいものだ。